今日の評価額≪Today’s Valuation≫250602

投資

投資初心者でビンボーリーマンの私が、お小遣いUPのためにNISA枠を使ってどの銘柄に投資しているかを毎日公開していきます。ここで、私のポートフォリオが増えていれば、少なからず長期投資を始めることで同じように資産形成が可能です。短期売買はおすすめしてませんので長期投資目線で10年、20年と頑張ってゆきましょう。将来の価値あるお小遣いの為!!

私は毎月お小遣いを節約して、できるだけ投資に回すようにしています。終身雇用の時代が終わりを迎えている今、私のような不器用な人間にとって、スキルを活かして生き残ることは簡単ではありません。しかしながら、私は決めたことを粛々と実行し、少しずつでも確実に目標に向かっていきたいと思っています。

私は楽天証券とCONECTとSBI証券の証券会社を利用していますが、投資信託の評価額を公開するだけでなく、時々配当金の連絡もしていきます。毎月19日にはお小遣いの報告を行う予定です。

投資は夢や希望を持って少しずつ実践していくものだと思っています。たとえコーヒー1杯分のお金でも、気になる銘柄に投資してその成長を見守ることができるのはとても魅力的です。また、その銘柄から配当金が手に入れば、それをさらに投資をし拡大するもよし、日々の生活に使うも良し選択の自由が手に出来ます。

私のポリシーは、「夢ある貯蓄を一緒に実践すること」です。
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CONNECTで口座開設時に「招待コード:NKVFBGAS」を入力すると、500円がもらえます。

また、cheer証券も株式への変更ができるアプリです。
簡単で且つ便利です。そして毎日クイズに答える事で米国株が手に入ります。
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最近はSBI証券の方が色々な銘柄が買えるため、今から投資を始める人はSBI証券の方がやりやすいかもしれません。手数料も楽天とSBIは無料となっております。
しかし、私は楽天証券の使いやすさが好きです。
ただし、何よりも重要なことは、できるだけ早く投資を始め、コツコツと積み立てていくことです。
証券会社は何社保有でも構いませんので、自分に合った会社を探してみてください。
まずは口座開設!!ちょっと使ってみて比較することをお勧めします。注意点はNISA枠は一社のみということなので注意が必要です。

投資におけるタイミングを狙うための指標として、VIX指数についてお話します。

VIX指数は、S&P500指数の将来のボラティリティを予測する指標で、市場の不安定性を測ることができます。VIX指数が高いほど市場は不安定になるため、投資のタイミングを狙う上での指標として役立ちます。

また、VIX指数の値に応じて、

  • 10~20⇒適正数値
  • 30前後⇒警戒状態
  • 40以上⇒パニック状態

ご参考までに「SMBC日興証券」さんの用語集を引用します。VIX指数とはhttps://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/v/E0063.html

ただし、投資には自己責任が必要であり、多くの要因によって再現性が低くなる可能性があるため、良く調べてから実施することが大切です。

今後の投資に役立てていただけると幸いです!

≪雑感≫

《日経平均株価 37,965.10円 -1.22% -467.88円

《騰落銘柄数 上昇:95銘柄 下落:127銘柄 変わらず:3銘柄》

《6/2決算企業は》

2593伊藤園
7865ピープル
8057内田洋行

今日から6月ですが、5月がそこそこ戻して終えてました。しかしながらいい感じなところでまたしてもトランプ砲で上げ下げまちまちに、そこからレンジで終えており、今年はこのような感じでダラダラと進むのでしょうか?しかしながら、上がるときがあるわけなのでその時に、その恩恵を受けるときにはその場に居合わせなかればなりませんので、まずは節約して投資に回して下さい。少しづつでも入れておくと増えるときには増え、減るときには減ります。減ることには目もくれず、粛々と入れ続けることが肝要です。無理なく可能な範囲で入れ続けましょう。いずれ大きく花開くことになります。

≪経済カレンダー≫

≪結果より≫

ニュージーランド

  • 4月住宅建設許可件数(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 7:45
    • 結果: 9.6%
    • 予想: 10.7%
    • 前回: -15.6%
    • 解説: 4月の住宅建設許可件数(前月比)は9.6%増となり、市場予想の10.7%増には届きませんでしたが、前回の大幅な減少(-15.6%)からは大きく回復しました。

日本

  • 4月失業率
    • 発表日時: 05/30金 8:30
    • 結果: 2.5%
    • 予想: 2.5%
    • 前回: 2.5%
    • 解説: 4月の失業率は2.5%で、市場予想通り、前回と変わらない水準でした。
  • 4月有効求人倍率
    • 発表日時: 05/30金 8:30
    • 結果: 1.26
    • 予想: 1.26
    • 前回: 1.26
    • 解説: 4月の有効求人倍率は1.26倍となり、市場予想通り、前回と変わらない水準でした。
  • 5月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 8:30
    • 結果: 3.4%
    • 予想: 3.5%
    • 前回: 3.6%
    • 解説: 5月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食料品を除くコアCPI、前年同月比)は3.4%上昇し、市場予想の3.5%上昇をやや下回り、前回の3.6%上昇からも伸びが鈍化しました。
  • 4月鉱工業生産・速報値(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 8:50
    • 結果: 0.2%
    • 予想: -1.4%
    • 前回: -0.9%
    • 解説: 4月の鉱工業生産指数・速報値(前月比)は0.2%上昇し、市場予想の-1.4%や前回(-0.9%)から改善しました。
  • 4月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 8:50
    • 結果: 1.0%
    • 予想: 0.1%
    • 前回: 0.7%
    • 解説: 4月の鉱工業生産指数・速報値(前年同月比)は1.0%上昇し、市場予想の0.1%上昇や前回の0.7%上昇を上回りました。
  • 4月小売業販売額(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 8:50
    • 結果: 3.1%
    • 予想: 3.1%
    • 前回: 3.3%
    • 解説: 4月の小売業販売額(前年同月比)は3.1%増加し、市場予想と一致しましたが、前回の3.3%増からは若干伸びが鈍化しました。
  • 4月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 8:50
    • 結果: 1.7%
    • 予想: (空欄)
    • 前回: 1.5%
    • 解説: 4月の百貨店・スーパー販売額(既存店ベース、前年同月比)は1.7%増加し、前回の1.5%増から伸びが加速しました。市場予想はありませんでした。
  • 4月新設住宅着工戸数(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 14:00
    • 結果: 39.1%
    • 予想: -18.3%
    • 前回: -26.6%
    • 解説: 4月の新設住宅着工戸数(前年同月比)は39.1%増と大幅な増加を示し、市場予想の-18.3%や前回(-26.6%)から著しく改善しました。
  • 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
    • 発表日時: 05/30金 19:00
    • 結果: (空欄)
    • 予想: (空欄)
    • 前回: (空欄)
    • 解説: 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)に関する具体的な数値の発表はありませんでした。これは通常、財務省から月末に発表されるものです。

オーストラリア

  • 4月小売売上高(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 10:30
    • 結果: 0.3%
    • 予想: 0.3%
    • 前回: -0.1%
    • 解説: 4月の小売売上高(前月比)は0.3%増となり、市場予想と一致し、前回の0.1%減からプラスに転じました。
  • 4月住宅建設許可件数 (前月比)
    • 発表日時: 05/30金 10:30
    • 結果: -8.8%
    • 予想: -7.1%
    • 前回: -5.7%
    • 解説: 4月の住宅建設許可件数(前月比)は8.8%減と、市場予想の7.1%減よりも悪く、前回の5.7%減からもさらに落ち込みました。

ドイツ

  • 4月小売売上高(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 15:00
    • 結果: -0.2%
    • 予想: 0.9%
    • 前回: -1.1%
    • 解説: 4月の小売売上高(前月比)は0.2%減となり、市場予想の0.9%増を大きく下回りましたが、前回の1.1%減からは若干改善しました。
  • 4月小売売上高(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 15:00
    • 結果: 0.3%
    • 予想: 1.3%
    • 前回: 4.0%
    • 解説: 4月の小売売上高(前年同月比)は0.3%増と、市場予想の1.3%増を下回り、前回の4.0%増からも大幅に鈍化しました。
  • 5月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 0.4%
    • 予想: 0.1%
    • 前回: 0.1%
    • 解説: 5月の消費者物価指数(CPI)速報値(前月比)は0.4%上昇し、市場予想の0.1%上昇および前回の0.1%上昇を上回りました。
  • 5月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 2.1%
    • 予想: 2.0%
    • 前回: 2.1%
    • 解説: 5月の消費者物価指数(CPI)速報値(前年同月比)は2.1%上昇し、市場予想の2.0%上昇を上回りましたが、前回と同水準でした。

スウェーデン

  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
    • 発表日時: 05/30金 15:00
    • 結果: 0.8%
    • 予想: 0.5%
    • 前回: -0.2%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前期比)は0.8%増となり、市場予想の0.5%増を上回り、前回の0.2%減からプラス成長に転じました。

スイス

  • 5月KOF景気先行指数
    • 発表日時: 05/30金 16:00
    • 結果: 97.1
    • 予想: 98.4
    • 前回: 98.5
    • 解説: 5月のKOF景気先行指数は97.1となり、市場予想の98.4および前回の98.5を下回りました。景気の先行きにやや陰りが見られる可能性を示唆しています。

トルコ

  • 4月失業率
    • 発表日時: 05/30金 16:00
    • 結果: 7.9%
    • 予想: 8.0%
    • 前回: 8.6%
    • 解説: 4月の失業率は7.9%となり、市場予想の8.0%を下回り、前回の8.6%からも改善しました。
  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年比)
    • 発表日時: 05/30金 16:00
    • 結果: 3.0%
    • 予想: 2.3%
    • 前回: 2.0%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前年比)は3.0%増となり、市場予想の2.3%増および前回の2.0%増を上回りました。

インド

  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
    • 発表日時: 05/30金 19:30
    • 結果: 6.2%
    • 予想: 6.4%
    • 前回: 7.4%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前年同期比)は6.2%増となり、市場予想の6.4%増をやや下回りました。前回の7.4%増からは成長が鈍化しました。

南アフリカ

  • 4月貿易収支
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 248億ランド
    • 予想: 226億ランド
    • 前回: 141億ランド
    • 解説: 4月の貿易収支は248億ランドの黒字となり、市場予想の226億ランドの黒字を上回り、前回の141億ランドの黒字からも黒字幅が拡大しました。

ブラジル

  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 0.2%
    • 予想: 0.1%
    • 前回: 1.4%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前期比)は0.2%増と、市場予想の0.1%増をわずかに上回りましたが、前回の1.4%増からは大幅に鈍化しました。
  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 3.6%
    • 予想: 3.2%
    • 前回: 2.9%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前年同期比)は3.6%増となり、市場予想の3.2%増および前回の2.9%増を上回りました。

メキシコ

  • 4月失業率
    • 発表日時: 05/30金 21:00
    • 結果: 2.22%
    • 予想: (空欄)
    • 前回: 2.54%
    • 解説: 4月の失業率は2.22%となり、前回の2.54%から改善しました。市場予想はありませんでした。

カナダ

  • 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 2.6%
    • 予想: 2.1%
    • 前回: 2.2%
    • 解説: 1-3月期の国内総生産(GDP、前期比年率)は2.6%増となり、市場予想の2.1%増および前回の2.2%増を上回りました。
  • 3月月次国内総生産(GDP)(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: -0.2%
    • 予想: 0.1%
    • 前回: 0.1%
    • 解説: 3月の月次国内総生産(GDP、前月比)は0.2%減となり、市場予想の0.1%増および前回の0.1%増から悪化し、マイナス成長となりました。
  • 3月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 1.6%
    • 予想: 1.6%
    • 前回: 1.7%
    • 解説: 3月の月次国内総生産(GDP、前年同月比)は1.6%増となり、市場予想と一致しましたが、前回の1.7%増からは若干鈍化しました。

米国

  • 4月卸売在庫(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 0.4%
    • 予想: 0.3%
    • 前回: 0.0%
    • 解説: 4月の卸売在庫(前月比)は0.4%増となり、市場予想の0.3%増を上回り、前回の0.0%からも増加しました。
  • 4月個人所得(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 0.5%
    • 予想: 0.7%
    • 前回: 0.8%
    • 解説: 4月の個人所得(前月比)は0.5%増となり、市場予想の0.7%増を下回り、前回の0.8%増からも伸びが鈍化しました。
  • 4月個人消費支出(PCE)(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 0.7%
    • 予想: 0.2%
    • 前回: 0.2%
    • 解説: 4月の個人消費支出(PCE、前月比)は0.7%増となり、市場予想の0.2%増および前回の0.2%増を大きく上回りました。
  • 4月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 2.3%
    • 予想: 2.2%
    • 前回: 2.1%
    • 解説: 4月のPCEデフレーター(前年同月比)は2.3%上昇し、市場予想の2.2%上昇をわずかに上回り、前回の2.1%上昇からも伸びが加速しました。
  • 4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 0.0%
    • 予想: 0.1%
    • 前回: 0.1%
    • 解説: 4月のPCEコアデフレーター(食品・エネルギーを除く、前月比)は0.0%となり、市場予想の0.1%上昇および前回の0.1%上昇を下回りました。伸びが停滞したことを示します。
  • 4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
    • 発表日時: 05/30金 21:30
    • 結果: 2.6%
    • 予想: 2.7%
    • 前回: 2.5%
    • 解説: 4月のPCEコアデフレーター(食品・エネルギーを除く、前年同月比)は2.6%上昇し、市場予想の2.7%上昇をわずかに下回りましたが、前回の2.5%上昇からは若干伸びが加速しました。
  • 5月シカゴ購買部協会景気指数
    • 発表日時: 05/30金 22:45
    • 結果: 44.6
    • 予想: 45.0
    • 前回: 40.5
    • 解説: 5月のシカゴ購買部協会景気指数は44.6となり、市場予想の45.0を下回りましたが、前回の40.5からは改善しました。50を下回ると景気縮小を示します。
  • 5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
    • 発表日時: 05/30金 23:00
    • 結果: 50.8
    • 予想: 51.0
    • 前回: 52.2
    • 解説: 5月のミシガン大学消費者態度指数・確報値は50.8となり、市場予想の51.0および前回の52.2を下回りました。消費者の景況感が悪化していることを示唆しています。

日本の経済指標 詳細解説 (2025年5月30日発表)

日本経済は、労働市場の安定が続く一方で、物価と個人消費の動向、そして企業の生産活動の持続性が焦点となっています。

  • 労働市場の安定継続
    • 4月失業率: 結果2.5%(予想2.5%、前回2.5%)
    • 4月有効求人倍率: 結果1.26倍(予想1.26倍、前回1.26倍)
    • 失業率、有効求人倍率ともに前回から横ばいで、市場予想通りでした。これは、日本の労働市場が引き続き安定した状況にあることを示しています。企業の人手不足感は依然として根強いものの、雇用環境は急激な悪化も見られず底堅いと言えます。
  • インフレ圧力と日銀の政策への示唆
    • 5月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く、前年同月比): 結果3.4%(予想3.5%、前回3.6%)
    • 5月の東京都区部コアCPIは、市場予想を若干下回り、前月から伸びが鈍化しました。これは、国内のインフレ圧力が少し和らいだ可能性を示唆しており、日銀が今後の金融政策(例えば追加利上げなど)を判断する上で、より慎重な姿勢を取る材料となるかもしれません。ただし、上昇率は依然として日銀が目標とする2%を大きく上回っています。
  • 企業活動の持ち直し
    • 4月鉱工業生産・速報値(前月比): 結果0.2%(予想-1.4%、前回-0.9%)
    • 4月鉱工業生産・速報値(前年同月比): 結果1.0%(予想0.1%、前回0.7%)
    • 鉱工業生産は、前月比で市場予想に反してプラスに転じ、前年同月比でも予想と前回を上回る伸びを示しました。これは、企業の生産活動が持ち直していることを示しており、国内外の需要回復や供給制約の緩和が背景にある可能性があります。日本経済の緩やかな回復基調を支える動きと言えます。
  • 個人消費の動向
    • 4月小売業販売額(前年同月比): 結果3.1%(予想3.1%、前回3.3%)
    • 4月百貨店・スーパー販売額(既存店、前年同月比): 結果1.7%(予想なし、前回1.5%)
    • 小売業販売額は市場予想通りでしたが、前月から伸びが若干鈍化しました。一方で、百貨店・スーパー販売額は前回から伸びが加速しており、高額品や一部サービスへの支出は比較的堅調である可能性がうかがえます。物価上昇の影響を受けつつも、個人消費全体としては緩やかな回復が続いていると考えられます。
  • 建設需要の急回復
    • 4月新設住宅着工戸数(前年同月比): 結果39.1%(予想-18.3%、前回-26.6%)
    • 新設住宅着工戸数が前年同月比で39.1%増と、市場予想を大幅に上回る驚異的な伸びを示しました。これは、前年の大幅な落ち込みの反動増である可能性が高いものの、建設需要の一部に明るい兆しが見えるとも解釈できます。ただし、資材価格の高騰や人手不足といった建設業界の課題は依然として存在するため、この回復が持続的かどうかは今後の推移を見守る必要があります。
  • 為替介入実績
    • 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績): (数値発表なし)
    • このタイミングでの発表は通常、前月(4月)の為替介入の実績を示すものです。今回は具体的な数値の発表がなかったため、これ以上の分析はできませんが、市場の注目度が高い項目の一つです。

日本の経済状況の総括 総じて、日本の労働市場は安定を維持し、企業の生産活動には持ち直しの動きが見られます。個人消費は物価高の影響を受けつつも底堅く推移しており、特に新設住宅着工戸数の大幅な伸びは一部でポジティブな材料です。一方で、CPIの伸びが若干鈍化したことは、日銀の今後の金融政策判断に影響を与える可能性があります。日本経済は緩やかな回復基調にあるものの、物価と消費の動向、そして世界経済の不確実性が引き続き注視されます。


アメリカの経済指標 詳細解説 (2025年5月30日発表)

アメリカ経済は、力強い個人消費が続く一方で、所得の伸びの鈍化や消費者心理の悪化、そして依然として根強いインフレ圧力が混在する複雑な状況を示しています。FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策運営にとって、判断の難しい局面が続いていると言えます。

  • 在庫と企業の景況感
    • 4月卸売在庫(前月比): 結果0.4%(予想0.3%、前回0.0%)
    • 卸売在庫は市場予想を上回って増加しました。これは、企業が将来の需要を見越して在庫を積み増している、あるいは需要の鈍化により意図せず在庫が積み上がった可能性などが考えられ、他の経済指標と合わせて評価する必要があります。
    • 5月シカゴ購買部協会景気指数: 結果44.6(予想45.0、前回40.5)
    • シカゴ地区の製造業の景況感を示すこの指数は、市場予想を下回ったものの、前月からは改善しました。しかし、景況の良し悪しの判断基準である50を依然として下回っており、同地区の製造業が依然として縮小局面にあることを示唆しています。改善の兆しは見られるものの、力強さには欠ける状況です。
  • 個人所得と消費の動向
    • 4月個人所得(前月比): 結果0.5%(予想0.7%、前回0.8%)
    • 4月個人消費支出(PCE)(前月比): 結果0.7%(予想0.2%、前回0.2%)
    • 個人所得の伸びは市場予想を下回り、前月から鈍化しました。一方で、個人消費支出(PCE)は市場予想を大幅に上回る力強い伸びを示しました。所得の伸びが鈍化する中で消費が強い背景には、貯蓄の取り崩しや借入れの増加などが考えられます。個人消費の力強さはアメリカ経済の底堅さを示す一方で、この状況が持続可能かどうかが今後の焦点となります。
  • FRBが重視するインフレ指標(PCEデフレーター)
    • 4月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比): 結果2.3%(予想2.2%、前回2.1%)
    • 総合PCEデフレーターは市場予想をわずかに上回り、前月から伸びが加速しました。FRBのインフレ目標である2%を依然として上回っており、インフレ圧力が根強いことを示しています。
    • 4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比): 結果0.0%(予想0.1%、前回0.1%)
    • FRBが特に重視するPCEコアデフレーターの前月比の伸びは0.0%と、市場予想および前回を下回り、横ばいとなりました。これはインフレ鎮静化に向けたポジティブな兆候と捉えられます。
    • 4月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比): 結果2.6%(予想2.7%、前回2.5%)
    • PCEコアデフレーターの前年同月比は市場予想をわずかに下回ったものの、前回からは若干上昇しました。依然としてFRBの目標を上回る水準にあり、利下げ開始時期を慎重に判断させる要因となります。前月比での伸びの鈍化は好材料ですが、前年同月比ではインフレの粘着性を示唆しています。
  • 消費者心理の悪化
    • 5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値: 結果50.8(予想51.0、前回52.2)
    • 消費者心理を示すこの指数は、市場予想および前回を下回り、悪化しました。インフレへの懸念や将来の景気に対する不安が背景にあると考えられ、今後の個人消費行動に影響を与える可能性があります。力強いPCEの結果とは対照的であり、消費者のマインドと実際の行動に乖離が見られるか、あるいは今後の消費行動に変化が出てくる前触れである可能性も考慮されます。

アメリカの経済状況の総括 4月のアメリカ経済は、個人消費が予想を大幅に上回る強さを見せた一方で、個人所得の伸びは鈍化し、消費者マインドは悪化するという、ややちぐはぐな様相を呈しました。FRBが重視するPCEコアデフレーターは、前月比で伸びが止まるという好材料があったものの、前年同月比では依然として高水準です。製造業の景況感も改善の兆しはあるものの力強さに欠けます。 これらの複雑な経済指標は、FRBにとって今後の金融政策の舵取りを一層難しくするものと考えられます。インフレの鎮静化と経済のソフトランディングを両立させるべく、FRBは引き続きデータに基づいた慎重な判断を続けるでしょう。特にPCEデフレーターの今後の動向が、金融政策の方向性を占う上で極めて重要となります。

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